“開発は不可能を可能にする”という考えのもと、止まることのない技術開発を行っています。
技術開発の成果は、次々と製品化となりお客様へご提供しております。
金属溶解炉などに使用されるルツボは、主力製品として活躍する黒鉛ルツボ「フェニックスシリーズ」「ゼブラックスシリーズ」をはじめ、次世代ルツボ「ジルコニックス」、特殊合金用高周波誘導炉用ルツボ「ホワイトフェニックス」や「プレキャストルツボ」など、時代のニーズに合ったハイテクルツボを次々と製品化。エンジニアリング事業においても、黒鉛ルツボを配し、連続溶解を可能とした「メルキーパー」が画期的な製品として評価されるなど、技術開発の成果が次々とカタチとなっています。
ルツボ式連続溶解兼保持炉
メルキーパー
溶解と保持の連続稼動を可能にした手元炉。不可能から始まった画期的な開発です。
●経済産業大臣賞 受賞
●豊田賞 受賞
●小野田賞 受賞
●技術開発賞 受賞
●中小企業庁長官賞 受賞
「ルツボ式連続溶解兼保持炉(メルキーパー)」は、二つの黒鉛ルツボを用いた独創的な構造により溶解と保持の連続化を実現させた省エネルギー性・高歩留まり性に優れた製品です。メルキーパーにゼブラックスルツボを採用することで、ダイカスト市場やグラビティ鋳造の溶解兼保持炉として、溶解時間の短縮による燃料費削減と生産性向上により省エネ機能を一層向上させることができます。
省エネ型縦溝付ルツボ
ゼブラックス
ルツボの表面に縦の溝を付けるという新発想で、鋳造業界に革新をもたらしました。
●豊田賞 受賞
熱効率をもっと上げる目的で表面に縦の溝を付けたことにより、従来を上回る省エネルギーを実現させました。バーナーの火加減が同じ場合には溶解時間が短縮され、時間設定を同じにすれば、火加減を抑えてより少ない熱で溶解できます。
高純度ジルコニアルツボ
ジルコニックス
ジルコニアを使用し、超高温に耐えられるルツボを開発。次世代産業の要望に応えます。
1,000℃の高熱の中で高速回転を行うターボチャージャー。そこに使われるニッケル系合金の溶解に適したジルコニア(二酸化ジルコニウム)を使用しています。高融点でも割れにくく、1,500℃の高温でも常温強度の約90%を維持。高真空・高温用途を含め、次世代産業のニーズに応えるルツボです。
数々の賞を受賞
日本ルツボは、時代のニーズに応える技術開発を行ってきました。その成果として、黒鉛ルツボを使用して連続溶解を可能にしたルツボ式連続溶解兼保持炉〈メルキーパー〉、省エネ型縦溝付ルツボ〈ゼブラックス〉などで、数々の賞を受賞してまいりました。
●経済産業大臣賞/日本機械工業連合会
●豊田賞/日本鋳造工学会
●小野田賞/日本ダイカスト協会
●技術開発賞/日本鋳造技術協会
●中小企業庁長官賞/素形材センター